アレルギー性鼻炎の鼻づまりを改善する漢方薬

Pocket

アレルギー性鼻炎の鼻づまりに苦しむ女性のイメージ画像

アレルギー性鼻炎の鼻づまりを改善する漢方薬

あなたはアレルギー性鼻炎が原因で起こる鼻づまりにお困りではありませんか?アレルギー性鼻炎の鼻づまりには鼻腔に炎症を起こして粘膜が腫れる鼻づまりや鼻水が溜まって鼻腔を塞いだり鼻中隔の湾曲による鼻づまり等があります。今回は鼻腔が腫れて鼻中が乾いている鼻づまりを改善する漢方薬の知識と処方例をお届けします。あなたのアレルギー性鼻炎の鼻づまりを改善する知識にお役立て下さい。
河合薬局電話相談

アレルギー性鼻炎の鼻づまり 漢方の考え方

漢方ではアレルギー性鼻炎の鼻づまりの原因は鼻から過度に熱気を噴き上げて鼻中に炎症が起きている状態と考えて治療します。

私たちは食物を体内で熱エネルギーに換えて体を維持していますが、一方で余分な熱を大小便や汗で取り出しています。大小便や汗は食べかすや水を取り出しているだけではなく体から熱を取り出すための手段です。

さらに、ガラスに息を吹きかけるとガラスが曇るように口や鼻など呼吸によっても熱を取り出しています。アレルギー性鼻炎の鼻づまりの原因は皮膚から熱や汗を取り出す働きが障害され皮膚から取り出すことが出来ない熱を鼻から噴き上げていることが原因だと考えて治療法を決めます。

鼻中が腫れる鼻づまりに葛根湯加川芎辛夷

葛根湯がベース

葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)は風邪薬として汎用される葛根湯に川芎と辛夷を加えた漢方薬です。

葛根湯は寒さにあたって皮膚から熱を取り出す働きが障害され皮膚に熱が滞るために広背筋が潤いを失い引き攣れ痛む症状を改善します。

葛根湯の詳しい解説は 河合斎の傷寒論 辨太陽病脈証并治中 第六 1条を参照

鼻づまりは鼻から熱気を噴いている症状

前述のとおり私たちの体は皮膚から熱を発散させて取り出していますが、皮膚の働きが障害され熱を取り出せなくなると出場所を求めて頭部上半身に熱が集まります。

呼吸器もその一つで、鼻から熱気を噴き上げ鼻腔が潤いを失い熱を帯びて腫れるのが鼻づまりです。

川芎と辛夷の役割

川芎には鬱血を散らす効果があります。鼻腔の炎症が強くなり血流が滞るうっ血炎症を治す働きがあります。辛夷は頭部上半身の気をはらす効果があります。

蓄膿症で鼻水が出る症状に効く漢方薬の処方例 の辛夷清肺湯も参考にご覧下さい

葛根湯加川芎辛夷に桔梗石膏を加えるのがお勧め

鼻中が腫れて塞がる鼻づまりには葛根湯加川芎辛夷の漢方薬 単独でも症状が改善できると思います。しかしアレルギー性鼻炎が原因の鼻づまりにはかむと鼻水が出る症状もあります。

特にかむと黄色い鼻水が少し混じるような場合は葛根湯加川芎辛夷に桔梗石膏(ききょうせっこう)を併せてお勧めします。桔梗には排膿効果があり石膏には表熱の鬱滞を和して熱を発散させるさせる働きがあります。

まとめ

アレルギー性皮膚炎の症状には今回お届けした鼻中が乾く鼻づまりの他にも、クシャミ連発、垂れるような水鼻、粘い鼻汁、鼻がクスクスするなど様々な症状があります。これらの症状を改善するための漢方薬を選ぶ際には症状の寒熱の違いを見極めて選ぶことが大切です。お困りの方はご相談下さい。

Pocket