傷寒論 辨発汗後病脈証并治第十七 解説
辨発汗後病脈証并治第十七
発汗多く陽を亡ぼし譫語する者は下すべからず、柴胡桂枝湯を与え其の栄衛を和し以て津液を通ずれば後自ら愈ゆ。
此の一巻第十七篇の凡そ三十一証は前に詳説有り。
発汗が多過ぎた為に亡陽亡津液し血熱を生じて譫語する場合は例え大便がく難で有っても胃実に因るものでなく胃中乾くに因る不大便である、下法を用い更に胃気を虚せしめてはならない、柴胡桂枝湯を与え栄衛を調え津液を通じてやれば胃気も通じ自然に治癒する。(讝語,不大便が発汗後の証のときは柴桂)
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