月経前症候群(PMS)の腹痛に漢方。自分の体質を知る自己チェック法

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月経前症候群(PMS) 腹痛の漢方

月経前症候群でお悩みの方に多いのが下腹痛、胃痛、お腹の張り・膨満感の症状です。月経前症候群(PMS)による腹痛の緩和によく効く漢方薬と自分の体質にあった漢方薬を選ぶための自己チェック法をお教えします。

ユニチャーム記事より抜粋
生理前は黄体ホルモンの分泌が増えて、これをきっかけに体の自律神経バランスが崩れてしまいます。自律神経は内臓の働きや血管・血流の状態を自動的にコントロールしているものです。

黄体ホルモンが過度に分泌されると、自律神経の働きも乱してしまい骨盤内膜あたりの血液が滞りやすくなります。そのために腰やおなか周りが重いと感じたり、だるくなり腰痛を招くのです。

腹痛の場合は、プロスタグランジンというホルモンの影響で起こります。このホルモンは子宮を収縮させて、生理中の子宮内腔の経血の排出を促す作用があります。ストレスや体の冷えなどが影響してホルモンバランスが乱れると、このプロスタグランジンの分泌が増えます。腹痛や下痢症状が起こるのはこのホルモンが子宮収縮を引き起こすと同時に、腸を過剰に刺激するためです。
抜粋ここまで

月経前症候群(PMS)による腹痛、漢方の考え方

漢方では月経前症候群(PMS)による腹痛(主におへそから下腹部にかけて)の治療を考える場合、日頃から胃腸の働きがが悪いために起こる腹痛、血熱が原因の腹痛、下腹部の瘀血による腹痛の3つを考慮して漢方薬を組み立てます。

月経前症候群(PMS)と胃腸の働きの良し悪し

そもそも女性は日頃から血液循環を子宮・卵巣周辺に多く巡らせているため、男性に比べて日頃から胃腸の働きが不活発で、皮膚表面に血液を巡らせ体表から熱を発散させる働きも低いという体質の原因があります。

月経前症候群(PMS)と血熱、瘀血(おけつ)

血熱とは血液の熱を体外に取り出せず滞った血液と共に体に熱がこもってしまう状態を指します。女性にとって生理は出血によって体外に熱を取り出す手段だと漢方では考えています。

生理は出血によって大量の熱を体の外に取り出しているのです。女性の体は生理の7日~10日前になると生理に備えて体内に熱を溜め込む時期に入りますが、加えて血熱を起こしやすい体質があるといっそう血液循環が悪くなり激しい熱の滞りとなって様々な症状を引き起こします。
また、瘀血とは子宮・卵巣周辺の血液の滞りのことです。

先ほども書きましたが女性は日頃から血液循環を子宮・卵巣周辺に多く巡らせているため、日頃から胃腸の働きが不活発ですが、生理前は普段より以上に血液を子宮卵巣に回すようになるので胃腸の働きはいっそう低下する時期です。

胃内停水の月経前症候群(PMS)腹痛に当帰芍薬散

婦人雑病17条の解説によると
婦人の腹痛で急に起こってくる諸々の腹痛は当帰芍薬散の主治である。婦人は多く脾胃弱く肝鬱を挟むからである。…胃内停水し血虚し裏気不通するによる腹痛
参照 婦人雑病脈証并治第二十二 解説

漢方で胃内停水と言いますがお腹を押すとチャプチャプ水の音がするようなお腹をしている方の腹痛には当帰芍薬散が良いでしょう。

胃と腸の働きが悪い月経前症候群(PMS)腹痛に小建中湯

漢方では胃の働きと腸の働きを分けて治療法を考えます。胃の働き低く飲食物を下に送ってゆく働きが不活発な方の腹痛には小建中湯が良いでしょう。おへその辺りを押すとドキンドキンと動悸打ちがあり、硬くて痛い時に試してみるとよい漢方薬です。

下腹部の血流が悪い原因の月経前症候群(PMS)腹痛に紅花

婦人雑病16条の解説に婦人の血の道から起こる諸々の陽気の障害及び生理前後に刺す様な痛みが来る場合は紅藍花酒の主治であるとあります。紅藍花酒の中の紅花は滞った血液を押し流して巡りを良くする効用があります。
参照 婦人雑病脈証并治第二十二 解説

おへそから下の下腹部に刺すような痛みがある時はお試し下さい。河合薬局では紅花が配合された漢方薬の折衝飲をお勧めします。

瘀血(おけつ)の月経前症候群(PMS)の腹痛チェック法

瘀血による子宮・卵巣周辺の血液の滞りを治すことは根本の原因を治す体質改善として大切なことです。瘀血症状のチェック方法として仰向けになって膝を立てお腹の力をゆるめた状態で右足の付け根近く、盲腸の辺りを押して痛みがないか硬くないか、反対の左側はどうか自分でチェックすることが出来ます。

また、舌をひっくり返して根元に血管の黒ずみが強くないかもチェック方法の一つです。

これらの自己チェックで気になる症状があれば桂枝茯苓丸や温経湯を試してみるとよい漢方薬です。

まとめ 体質改善に自律神経を整えるレム(LEM)

月経前症候群(PMS)の腹痛に使う漢方薬は他にもたくさんあります。漢方薬を選ぶ基準は血熱の程度、胃腸良し悪し、瘀血(おけつ)と呼ぶ血液の滞りの有無などを考慮することが大切です。

PMSの腹痛に使う漢方薬は検索してみると分かりますが、ご紹介した漢方薬以外にもたくさん出てきます。ここでお伝えしたかったのは、PMSの腹痛で漢方薬を選ぶ時、行き当たりばったりに漢方薬を選ぶのではなく、漢方ではPMS症状をどのような体の原因で起こしていると考えているのか、症状の虚実、長引く症状では瘀血の手当ても考慮することが大切です。

さらに、PMSでは自律神経の不調和が多く見られます。河合薬局では自律神経を整えるレム(LEM=シイタケ菌糸体培養培地抽出物)を併用して喜ばれることが多くあります。お困りの方は一度ご相談下さい。

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