腸脳相関

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不調が起きる原因

不調には必ず原因が潜んでいます。上図のように、現れている症状には様々なものがありますが、その下には必ず原因が隠れていることを示しています。

私たちの体には健康を保つためにホメオスタシスという機能が備わっています。ホメオスタシスは自律神経、免疫、ホルモンの3つから構成されていますがこの中心にあるのが腸なのです。現れている症状は、一見別々のようでも原因の大半は腸にあると考えられています。

腸脳相関とは

さらに、腸脳相関という言葉をご存じですか?腸には脳に次いで2番目に多い1億個の神経細胞があります。腸のコントロールは脳からの一方通行ではなく腸が自ら判断する役割を持っていることから第2の脳とも呼ばれ、脳と腸は双方向ネットワークでつながっていることが分かって来ました。腸は免疫にもホルモンにも、さらには自律神経にも大きなかかわりを持つ場所なのです。

腸は第2の脳と呼ばれ腸と脳は双方向の腸管神経ネットワークでつながっていて、腸の不調が脳に影響を及ぼすことが分かってきました。

腸は第2の脳?第1の脳?

最近の研究で腸と脳の繋がりが明らかになり、多くの研究成果が報告されています。脳と腸の関りで代表的なのが「過敏性腸症候群」です。検査で異常なしと言われ売薬で凌いでいるお悩みの多い相談ですが、腸内環境を整えることで悩みが解決したという事例も多く報告されています。腸脳相関は「腸は心の鏡」であり、「心は腸の鏡」でもあるのです。腸は第1の脳とも言えるかもしれません。

うつ予防と腸活

腸は迷走神経を通して脳とつながっていますが、その9割が腸から脳へと情報を運んでいることが明らかになっています。脳は腸からの信号を感情として解釈し表現していると言われています。また、快感ホルモンのドーパミンや幸せホルモンのセロトニンは、多くが腸で作られています。特にセロトニンの90%以上が腸で作られていて、うつ病の人は脳内セロトニンが少なく腸内善玉菌が極端に少ないことも報告されています。セロトニンを増やすために大切なのが腸内細菌です。腸を整えれば心が整うということです。

 

 

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