ストレスによる疲労を改善する漢方の知識と処方

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ストレスによる疲労を改善する漢方の知識と処方

ストレスによる疲労を改善する漢方の知識と処方

あなたはストレスが原因の疲労にお悩みではありませんか?ストレスによる疲労は社会的、心理的な背景が症状の発現に大きく影響しています。男性だけでなく第一線で活躍する女性にもイライラ、憂うつ感、不安感等の精神的ストレスが疲労感となって現れます。ここではストレスが原因で起こる疲労感を改善する漢方薬の知識と処方例、自律神経と免疫を調える生活習慣とレム(LEM)の知識をお届けします。
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疲労 漢方の考え方

私たちの体は食べ物を体内で熱エネルギーに換えて体を維持しています。一方で代謝熱を体の外に取り出して余分な熱がこもり過ぎないようバランスを取っています。大小便や汗によって老廃物と共に体外に熱を取り出しているのです。さらに女性は生理による出血でもたくさんの熱を体外に取り出しています。

漢方では体の疲労を大別して2つに分けて治療法を考えています。1つは漢方で陰虚(いんきょ)と呼ぶ血液中の水分が不足することによる体液代謝不全が原因の疲労と、もう一つは陰虚にさらに胃腸の機能が悪いために皮膚表面から熱を取り出すことが出来ず熱が滞ってしまうための疲労です。

ストレスでイライラ疲労タイプ

ストレスが強く加わると血管も収縮し血液体液の循環が悪くなり血熱(けつねつ)と呼ぶ熱の滞りが原因の疲労を起こしやすくなります。

イライラ、頭に血が上る、頭重や動悸、神経の高ぶりで疲労感が増すストレス疲労には抑肝散陳皮半夏(よくかんさんちんぴはんげ)をお試し下さい。

抑肝散陳皮半夏に配合されている釣藤鈎(ちょうとうこう)は頭内の血管を拡張し降圧や頭に血が上った状態を鎮めてくれます。ストレス疲労が和らいだと喜ばれることが多い漢方薬です。

ストレスで気分の落ち込み疲労タイプ

血液体液循環が悪く胃腸の働きも弱い体質の方は胃腸の働きを整えて血液体液の巡りを高める2段構えでストレスの疲労を治すことが大切です。ストレスで気分が落ち込んだり精神不安や疲労感を感じる場合は加味帰脾湯(かみきひとう)をお試し下さい。

疲労倦怠感が強いタイプ

血液体液の栄養不足と胃腸の働きが弱いために皮膚表面から熱を取り出すことが出来ず熱が滞ってしまう両方の原因で疲労倦怠感が強く食欲不振で栄養状態が悪い時は十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)をお試し下さい。

ストレス疲労は瘀血を治すことが大切

疲労 漢方の考え方でお伝えしましたがストレスが原因で起こる疲労の根本解決には瘀血(おけつ)を治すことが大切です。瘀血は血液体液の循環不良のことで体の隅々に新鮮な血液が循環するのを妨げている症状で漢方独特の考え方です。

瘀血 腹証の自己チェック

漢方 腹証の自己チェック

自分で出来る腹証の自己チェックで瘀血を確かめてみましょう。やり方は仰向けになり膝を立てた状態で図の位置を参考に指でお腹を押してみます。直接お腹に指を触れることが出来る服装であれば確認しやすいです。

男性は(10)の位置を要チェック

男性の場合はおへその真下の位置で10番の辺りを押してみて下さい。弾力や手ごたえがなくフワフワしていませんか?そのような症状は臍下不仁(さいかふじん)と言い、腎気の衰えが原因で血液体液循環が悪くなっている症状です。

男性更年期に漢方 代謝不全の虚労病を治して元気復活! 漢方薬5選

漢方で予防! 男性更年期の原因と対策。八味地黄丸と貴禄宝の薦め の八味地黄丸を参照して下さい

女性は(12)(13)の位置を要チェック

女性は一生を通して生理、妊娠、出産など下腹部の血液循環が滞ったり、血熱と呼ぶ血液中の熱を体の外に取り出す状態を繰り返し瘀血を作りやすい体質があります。

腹証の自己チェックで右の下腹部(12)(13)付近を押して硬かったり違和感や痛みを感じる場合は桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)をお試し下さい

更年期障害の腹痛に漢方。自分の体質を知る自己チェック法 も併せてお読み下さい

ストレス疲労と自律神経

自律神経は常にバランスをとっています。交感神経と副交感神経は片方が優位になると片方は控えめになり、シーソーのようにバランスをとっています。

交感神経と副交感神経のバランスは気候や、環境、感情など内外からの条件で微妙に変化し、私達は常に知らないうちに上手に調節しながら良い状態を維持して生活をしてます。

ところが交感神経と副交感神経のバランスが狂い、自律神経が大きく偏ってしまうと、バランスを元に戻せなくなりなり、体や心にひずみが生じストレス疲労を感じます。

自律神経と免疫とホルモン

私たちは身体の働きを調整する「自律神経系」、ホルモンの分泌をつかさどる「内分泌系」、外から侵入する異物から守る「免疫系」、の3つの働きで生体恒常性(良い体のバランス)を保っています。この3つのバランスが上手く出来ていれば健康を維持出来ますが、ストレスはこのバランスを崩す大きな原因です。

自律神経を整えるレム(LEM)

シイタケ菌糸体培養培地のイメージ画像レムとはシイタケ菌糸体培養培地抽出液のことです。レムは免疫低下や免疫力過剰、免疫の乱れによって引き起こされる体の不調にお勧めしています。「免疫系」「内分泌系」「自律神経系」は繋がっていますので、免疫を調整することで司令塔の役割である自律神経へ働きかけ交感神経と副交感神経のバランスを整えます。このことは健康な体の状態を保つことに繋がります。

レムを常用することで免疫機構が正しく機能し、しっかり自律神経が働くような体作り、疲労原因物質を排除できる体を目指します。

ストレス疲労と生活習慣

頑張りすぎないこと。頑張りすぎたと思ったらリラックスする方法をとりましょう。そのためには早めに休むこと。夜の10時から11時には寝るようにします。また深い眠りにつくためにも寝る前はスマホやテレビ、パソコンは止めましょう。

緊張とリラックスのバランスが大切なので、メリハリのある生活、規則正しい生活をおくれるようにしましょう。また自分が楽しくなる趣味、おけいこ事、散歩、運動などで気持ち良く過ごせる時間を見つけましょう。

まとめ

ストレスが原因の疲労倦怠感を解決すするためには自分の体質にあった漢方薬を選ぶことと自律神経を整えることが大切です。お困りの方はご相談下さい。

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