バセドウ病の漢方治療で疲労感の改善と自己抗体の正常化を目指そう

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バセドウ病の疲労感に悩む女性のイメージ画像

バセドウ病の漢方治療で疲労感の改善と自己抗体の正常化を目指そう

「今の治療と漢方を併用してバセドウ病の疲労感を改善することが出来るのだろうか?」「現状維持ではなく再発を防ぎ完治させることが出来ないだろうか?」とお悩みの方が多いと思います。バセドウ病の症状を改善し、自己抗体の正常化は必ず出来ます!とは言えない難しいお悩み症状ですが、バセドウ病の悩みを抱える方にぜひ河合薬局がご指導する「2段構えの漢方体質改善」を試して頂きたいと思います。

なぜなら、河合薬局ではバセドウ病の疲労感を改善しさらに、自己抗体を正常化して完治を目指す漢方治療で、まだ相談例は少ないながらも成果を上げてバセドウ病の疲労感でお悩みの方々に喜ばれているからです。

疲労感が軽減し、抗甲状腺薬に頼らなくてもFT3、FT4、が正常値に下がり、TSHが正常値になり、さらに自己抗体のTRAbが基準値に下がって再発が予防出来る最高の結果が得られればこんな嬉しいことはありませんね。

バセドウ病相談方法、費用、FAQ

見違えるほど体調が回復

バセドウ病 50代男性
相談を受ける前は疲労感がひどく駅の階段を上るのも息が切れてつらかったそうですが、8か月後の現在は趣味の登山で1,000m級の山にトレッキングできるほど体調が回復しました。

主治医からは、寛解との言葉を貰ったそうです。メルカゾールも必要なくなりました。

2段構えの漢方体質改善とは

河合薬局ではバセドウ病が原因の疲労感を改善するために「血熱=けつねつ」と呼ぶ漢方の考え方でご指導します。さらに疲れやすい、息切れ、動悸などの症状の原因であるFT3、FT4が正常値に下がり、バセドウ病の原因である免疫の乱れを引き起こしている自己抗体TRAbが正常値に下がるようレムというシイタケ菌糸体培養培地抽出物で免疫の乱れを治す2段構えの漢方体質改善をご指導します。

なぜなら、血熱が鎮まってくれば疲れやすいなどの自覚症状は改善されますが、症状が良くなるだけでなく抗甲状腺薬に頼らずに済むようになり、検査数値が正常化することこそがゴールだからです。そのためにはバセドウ病の原因である自己免疫の乱れを治さなくてはなりません。

バセドウ病の疲労感を改善する漢方

バセドウ病は甲状腺の働きが活発になり過ぎている状態です。甲状腺ホルモンは車のアクセルの役割をするホルモンのため全身が機能亢進の状態になり、体内の熱の産生が過剰になるため体力を消耗して強い疲労感が現れます。

疲労感の原因の一つが血の熱と書いて血熱

私たちの体は食べ物を体内で熱エネルギーに変えて体を維持しています。したがって体の中にはいつも熱が充満していますが一方で余分な熱を体の外に取り出してバランスを取っています。バセドウ病では体の機能が亢進状態になっているため体の中の熱のこもりがいっそう激しくなり、血熱(けつねつ)と呼ぶ血液の熱を体外に十分に取り出す働きが追い付かず、滞った血液の熱が増して疲れがひどくなると漢方では考えています。

少し動いただけでとても疲れて、汗をかく。脈拍が速くなり、いつも体がだるく体を動かしたくない。皮膚に痒みが出る。

体が疲れる、いつも体がだるいという症状は皮膚の表面に血液循環が不十分な状態です。汗をかく、脈が速くなるというのは血熱が原因の症状と考えます。皮膚の痒みは熱のこもりが強い原因があるためで、このような症状には柴胡加竜骨牡蛎湯を試してみるのがよいと思います。

体力の消耗が激しい疲れには

最近微熱が続き、疲れやすかったりで、季節の変わり目だからだろうとは思いながら手汗、手の震え、脱毛、腰痛、貧血、集中力が続かないなどの症状が続いている。

バセドウ病で熱の滞りが長引くと血液や体液も消耗します。このような時は黄耆(おうぎ)を配合した漢方薬が候補です。黄耆は体液を補い体力の消耗を援ける働きがあります。黄耆が入った漢方薬はたくさんありますが疲労感が強く寝汗が出たり体が重だるい、汗が止まらない、皮膚がカサカサするなどの症状を伴う場合に黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)をお勧めします。

バセドウ病の原因は自己免疫の乱れ

甲状腺の悩み解決にレムのイメージ画像バセドウ病は自己免疫疾患と呼ぶ、体に備わっている免疫の乱れが原因で起こる病気です。ですからバセドウ病を根本解決し完治を目指すには免疫の乱れによって作り過ぎた自己抗体を正常化することが大切です。

完治の決め手 自己抗体 TRAb

バセドウ病の自己抗体TRAbは甲状腺の表面にある甲状腺刺激ホルモン受容体(TSHレセプター)を異物として認識してしまい、甲状腺刺激ホルモン受容体に対するTSHレセプター抗体(TRAb)を作ります。この自己抗体(TRAb)がTSHレセプターと結合して、甲状腺ホルモンを過剰に分泌させ甲状腺機能を亢進させてしまうのです。もし自己抗体TRAbを減らすことが出来れば甲状腺ホルモンの過剰な分泌を減らせるのでバセドウ病を完治させることが出来るのです。

自己抗体の正常化を目指す体質改善にレム

シイタケ菌糸体培養培地のイメージ画像レム(LEM)はシイタケ菌糸体培養培地抽出物のことです。免疫の低下や免疫の過剰、免疫の乱れによって引き起こされる免疫の狂いを調整してくれる効果があります。

河合薬局では自己抗体を正常化し、バセドウ病の完治を目指す体質改善の為にレムをお飲み頂くようご指導しています。

バセドウ病 50代男性 相談時の検査結果
TSH (甲状腺刺激ホルモン、正常値 0.2~4.5)→ 0.01
TRAb (抗TSHレセプター抗体、 正常値 2.0未満) → 6.9
FT4 (遊離サイロキシン、正常値 0.8~1.6) → 3.25
FT3 (遊離トリヨードサイロニン、正常値 2.2~4.3)→ 9.0
※赤色が相談時の検査結果
8ヶ月後、検査数値はすべて正常内、自己抗体は初回検査値の1/8まで改善。
TSH 3.54
TRAb 0.8
FT4 1.21
FT3 3.4

回復力を高める飲み方食べ方

自己抗体を減らすためには体を冷やさないことが大切です。体を冷やす原因は冷たい飲み物や食べ物の摂り過ぎにあります。私たちの体にとって水分は大切ですが、なにを飲むかどう飲むかによって体は変わってきます。街中に自動販売機が溢れ、冷たい物がすぐ飲める現代は体を冷やす冷たい飲み物や水分を摂りすぎている方が多いです。水分を摂り過ぎると胃腸を冷やして胃腸の機能を低下させます。

食べ方も同じです。胃腸は私たちの体への入り口です。体は消化、吸収のために食べ物が胃に入ってくると血液を胃腸に運び体に取り込むための消化吸収を行います。胃腸が丈夫で働きが活発な方は良いのですが、胃腸の働きが弱っている時や、病気と闘っている方は胃腸に負担を掛けないために食べ過ぎや冷たい物を避けることが大切です。また胃腸を冷やさないよう温かい食べ物を摂るように心掛けましょう。

体を冷やさない5つの生活習慣

1、アイスクリーム・ビール・冷たい飲み物は胃腸を冷やします。温かい飲み物を少しずつ飲む習慣に変えましょう。

2、胃腸の働きを高めて水分代謝を良くし水毒を治す発芽ハトムギエキスのゴールド三養茶を毎日の健康茶としてお勧めします。お茶代わりにこまめに少量ずつ飲むのがお勧めです。
はと麦なら国産発芽ハトムギエキス を参照して下さい。

3、ケーキ・お菓子など白砂糖を使った食品の多くは体を冷やします、甘味が欲しい時は蜂蜜や黒砂糖などを少量使いましょう。

4、生姜・ねぎ・コショウ・にんにく・わさび・辛子・など薬味は体を温めます。食事と一緒にお召し上がり下さい。

5、腹巻きを常用してお腹の冷えを防ぎましょう。

バセドウ病と妊娠

バセドウ病は20代、30代の女性に多い病気で、妊娠をご希望の方もいらっしゃいます。注意すべき点として甲状腺ホルモン値が安定してから妊娠することが望まれます。なぜなら甲状腺ホルモン値が高いと流産や早産の危険性があると言われているからです。バセドウ病で不妊があると焦る気持ちで心が押しつぶされそうになると思いますが甲状腺ホルモンを安定させることが第一です。

さらに、安心して妊娠、出産を迎えられるために自己抗体ホルモンが正常値に入っていればもっと良いでしょう。甲状腺ホルモンの値が安定していれば、動悸、疲れ、イライラ、うつなどバセドウ病の原因による症状は改善出来る筈です。体調が良い段階で妊娠出来れば、たとえ妊娠初期によるつわり症状が出ても漢方薬で体調を整えることが出来ます。

レム(LEM=シイタケ菌子体培養培地抽出物)は体調を整え、自律神経を安定させ気持ちがリラックスしますので妊娠中も継続してお勧めしています。女性の体はデリケートです。バセドウ病はストレスが減ると検査数値が良くなりますがストレスが続くと数値が悪化します。ストレスはそれぞれ個人差がありますので、趣味を楽しむ、軽い運動をする、生活の見直しなども大切です。ご主人やご家族でバセドウ病のこと、妊娠のことをお話合い下さい。

妊娠希望で抗甲状腺薬を服用の方

妊娠初期のメルカゾールの服用は頭皮欠損症、臍帯ヘルニアなどの奇形が1,6%ほど起こることがあります。チウラジールやプロパジールなどの薬ではこれらの奇形が認めらなかったので、妊娠初期はメルカゾールの服用を避けることがおすすめです。ただチウラジールやプロパジールは肝障害の頻度が高いので注意が必要です。詳しくは「バセドウ病薬物治療ガイドライン」の「これから妊娠されるバセドウ病の患者さんへ」をご覧下さい。

男性バセドウ病の症状と治療

女性に比べて男性のバセドウ病の患者数が少ないため病院では風邪?自律神経?疲れ?男性更年期?難病?と言われる事があります。バセドウ病と診断され「病名がついてホッとした」とおっしゃる方もいます。男性バセドウ病の症状は動悸・疲れ・息切れ・多汗・痩せてきたなど様々ですが、男性特有の症状もありますので参考にして下さい。

それは「周期性四肢麻痺」です。食べ過ぎた後の翌日に手足が動かない、起きられない、立てない等の症状が現れます。これは東洋系の男性に見られることが多い症状だそうです。この症状も検査数値が落ち着いてくれば改善します。

河合薬局では漢方薬で動悸・疲れ・眠れないなどの体の症状を改善しながら、バセドウ病原因の自己抗体を減らすようレムの服用をお勧めしています。バセドウ病は免疫の乱れによって自己抗体が増加し発症します。免疫の調整をするレムは自己抗体の減少に繋がりますので必ずお勧めします。

バセドウ病の検査数値

バセドウ病は甲状腺刺激ホルモン(TSH)甲状腺ホルモン(FT3,FT4)自己抗体(TRAb)の検査数値を測定すると状態や経過がよく判ります。河合薬局では検査を受けるたびに数値をお尋ねしています。漢方体質改善の開始後、多くの方はFT3,FT4が下がり、少し経ってからTSHの上昇がみられます。またTRAbは徐々に下がってきますが、ストレスが加わると悪化して上昇しやすいのでお気を付けください。

バセドウ病の原因である自己抗体TRAbは特に重要な値です。抗甲状腺薬の副作用で肝機能(AST,ALT)の数値が上がる、白血球数(WBC)が減少することがありますのでこれらの数値も注意しておいて下さい。検査データは検査項目と数字が多くて、よく判らないという方にはご説明しますのでお尋ね下さい。

まとめ、相談ご希望の方へ

バセドウ病でお悩みの方の漢方相談をお受けして感じるのは抗甲状腺薬のメルカゾールやチウラジールをずっと飲み続けなくてはいけないの?と不安に感じている方が多いことです。バセドウ病の症状を抑える治療は大切ですが、一方で自分自身の免疫力を整えることがその先にある完治に向けた取り組みにつながることをお知らせしたいと思います。

現在の治療法と河合薬局がお勧めする2段構えの漢方体質改善を併用して自然治癒力を高めバセドウ病の克服に取り組んでみてはいかがでしょうか。お困りの方はご相談下さい。

バセドウ病相談方法、費用、FAQ

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