男性更年期に多いイライラを改善する漢方薬の例

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男性更年期のイライラのイメージ画像

男性更年期に多いイライラを改善する漢方薬の例

貴方はイライラ症状にお悩みではありませんか?男性は日頃から頭に血が上る状態で仕事に追われイライラすることが多い筈です。さらに男性更年期に差し掛かる年齢になると男性ホルモンの減少や心理的、社会的な背景がイライラ症状の発現に大きく影響します。そこで今回は、男性更年期に多いイライラを改善する漢方の知識と処方例についてお届けします。貴方のイライラ症状改善にお役立て下さい。

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男性の更年期とは

男性更年期障害は加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)と言います。加齢に伴って男性ホルモン(テストステロン)が減少することが原因で症状が現れます。

関節や筋肉の痛み、発汗、ほてり、睡眠障害、記憶・集中力の低下、抑うつ、いら立ち、不安、神経過敏、倦怠感、性欲低下、勃起障害、射精感の減退などの症状があります。

男性の更年期のイライラ症状 漢方では血熱

「頭に血が上る」と言いますがイライラ症状では頭に血が上って血圧も上がり興奮状態の体になっています。そのような体の状態は漢方で血熱(けつねつ)と呼ぶ症状を起こしやすくなります。

血熱とは血液の熱を体外に取り出せず滞った血液と共に熱がこもってしまう状態のことです。血液は体内で栄養を運んでいるだけでなく体の隅々に熱を運んでいるので血液が循環せず滞ってしまうと激しい熱の滞りとなって体に様々な症状を起こす原因になります。カァーとして頭に血が上りイライラする症状は血熱のせいで、脳の血の巡りが悪くなった状態として捉えることが出来ます。

男性更年期のイライラにお勧めの漢方薬

男性更年期のイライラにお勧めの漢方薬は抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)です。

抑肝散加陳皮半夏は抑肝散に胃腸の働きを援ける陳皮と半夏が加わった漢方薬です。この漢方薬には柴胡(さいこ)、釣藤鈎(ちょうとうこう)が配合されています。

柴胡は胸脇の熱の鬱滞を裏気を和し発表する。裡和発表の効果があり、血熱を冷ます漢方薬です。釣藤鈎は頭内の血管拡張、降圧、胃気弱熱気の上衝による血を散らす効果があります。さらに、鬱血を散らす川芎、血液を補う当帰も加わっています。

イライラを通り越しヒステリー症状の時は

効果を高める芍薬甘草湯

男性更年期でイライラが激しくヒステリー症状のような場合は抑肝散陳皮半夏に芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)を併せて飲むと緊張状態が和らぎイライラが早く鎮まる筈です。

急迫症状を鎮める感応丸

救心感応丸(きゅうしんかんのうがん)には麝香(じゃこう)、牛黄(ごおう)が配合された漢方の救急薬です。不安や緊張でドキドキする、イライラが続く、気分の落ち込みなどに即効性があります。

男性更年期の予防に役立つ漢方薬

八味地黄丸は男性が若さを保つ妙薬です。老化に伴って現れる血液体液循環の低下、下腹部に瘀血を作らないための予防薬として私自身は20年以上も前から毎日愛用しています。

男性更年期の原因と対策 八味地黄丸と貴禄宝の薦め を参照

八味地黄丸は虚労の病証で腰痛、下腹部の引き攣れ痛み、小便が出難いなどの症状は精力・生命力の源である「腎」が衰え血液体液循環が低下したために起こる症状で、お血を生じた状態を治す漢方薬です。

男性も40歳を過ぎたら若さを保つため、男性更年期障害を予防するために毎日、八味地黄丸を常用すると良いと思います。

男性の漢方についてまとめたカテゴリーもご覧下さい

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